コンクリート壁の塗り替え時期(15~20年)とおすすめ塗料

コンクリート壁の劣化要因は、打ちっぱなしによる中性化

コンクリート壁は、打ちっぱなしで仕上げてクリヤー塗装をかけたり、磁器タイルを貼ったりと言った仕様のほかにも普通に塗装することもできます。表面を塗装してあるのならば劣化要因は、紫外線や雨風によるチョーキング、躯体に振動や揺れで入るクラック(ひび)などです。

築36年コンクリート外壁のひび画像

コンクリート壁に塗装していないのであれば打ちっぱなしですが、コンクリート自体にはあまり良い状態ではありません。なぜならばと言うと、コンクリートならではの劣化要因が中性化にあります。コンクリートは施工するときはアルカリ性の壁なので、中に入っている鉄筋はさびることはありません。

しかし、時間の経過と共にコンクリートは中性の方に向かいます。中性化してしまうと、中の鉄筋はどんどん錆びて行ってしまい、中からコンクリートを押し出します。そして限界が来るとコンクリートが爆発したような、爆裂と言われる状態になるのです。

築36年コンクリート外壁の爆裂画像

どの位の期間で中性化してしまうかはコンクリートの厚さで変わります。厚みが厚く、表面からどのくらい深い位置に鉄筋が入っているかによるのです。それがコンクリートのかぶりとか言われているものです。

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コンクリート壁の補修方法とおすすめの塗料

外壁塗装のポイントコンクリートが爆裂してしまった場合は、爆裂部の鉄骨の錆びていない面まで出して、さび止めを入れてコンクリートやモルタルなどのアルカリ性のセメント材料で蓋をするのが一般的です。

しかし、かぶりが取れなかったりする場合は、できるだけ塗装の膜圧を稼いだ仕様にしたり、高弾性塗料と言われる、通常の弾性塗料より柔軟な塗料を使うことをおすすめします。

コンクリートの建物は、中性化させないような塗装方法をしたほうが長く持つのですが、おすすめの塗装方法は、塗り替えであれば微弾性フィラーにシリコン樹脂塗装です。

塗装していない打ちっぱなしコンクリートの場合は、中性化防止や撥水処理ができる塗料もあり、見た目も綺麗に、汚れにくくすることができます。その場合はカラークリヤーと呼ばれるコンクリート色に近い色で作ってあるクリヤー塗装で仕上げます。

どのような塗料でも基本は樹脂の入っている量が多ければ多いほど値段も高くなるのですが、材料の評判を調べたり、聞いたりする事も大事です。どのような風に仕上げたいか、それによって選ぶ塗料も色々変わって来ます。

今ある模様を見えない様に新しい模様で仕上げたり、ただ色を塗り替えたいだけだったり、自分がどのようにしたいかを、まず伝えてからできることを聞いて見るのもいいかもしれません。

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