金属サイディングボード(19年経過)の劣化状況・塗装目安

19年前に新築されたお宅の金属サイディングボードの外壁を知人の塗料屋さんに画像を見ていただいて分かる範囲で劣化状況や塗装目安について教えて頂きました。

金属サイディングボードの特徴を簡単に教えてください。

こちらの外壁は金属サイディングと言い、裏面に断熱材を施工したものが一般的で多く使われています。表面は鉄やアルミやガルバリウム合金などになります。

19年金属サイディング
特徴としては、安価で軽量なために新築や改修のときに使われる事もあり、見ることも多い外壁材です。表面が金属で模様を転写してあったり、エンボス加工して有ったりと様々なものがラインナップしてあります。

画像を見ながら劣化状況を教えてください。

19年金属サイディング 2

白っぽくなった金属サイディング

(↑上記画像)これらの写真では、模様と艶が消えていて全体的に白くなってしまっています。

19年金属サイディング と室外機の跡

(↑上記画像)こちらはエアコンの室外機がついていたのでしょうか、他の部分より黒い汚れは目立ちますが、模様は少し残っているので、日陰になっていた部分だということがわかります。
全体的にサイディングの凹み部分は紫外線の影響を受けなかったようでこちらも模様が残っているように見えます。

湾曲した金属サイディングボード

(↑上記画像)こちらの画像では、サイディングが湾曲してしまっています。素材が鉄なので日光の熱の影響を受けたために膨張と収縮を繰り返して変形してしまったのです。

19年金属サイディング 3

全体を見ても、19年で錆がここまで出ていないのは、内陸部の塩の影響を受けにくく、乾燥地域の物件なのではないでしょうか。海沿いや雨が多い地域では、10年程度で点錆などが多く発生してきます。

塗装時期などのアドバイスをお願いします。

19年経過した金属サイディング

全体的に艶が無くチョーキングしている状態だと思われますので、錆が出ていない様だとしても、もうこちらは塗り替えのタイミングに来ていると言うことができます。

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