新築の場合はこの色が良いと思って決めた色でも、実際に住んでみるともう少し明るい色が良かった、暗い色が良かった、鮮やかな色が良かったなどの色々な希望が出てきます。
塗替えのタイミングで、色を変えようと思っている方は丁度良い色変えタイミングなのですが、どの様な色にすれば良いかとても悩んでしまうと思います。
色による劣化スピードの違いはある?
塗料は紫外線や水、空気、排気ガス、色々な要因によって劣化しますが、その中でも色の変色は目に見えてわかりやすいです。
イメージしやすい物では、紙に印刷してあるチラシなどを長期的に放っておくと黄ばんだ様な感じになり色も褪せて来ますが、外壁も同じ様な現象が起きています。
1番に褪せやすい色として、冴えた色があります。そして褪せても分かりにくい色が白や薄いクリーム系統の色になります。
赤、青、黄、黒、こちらの綺麗な看板などに使われている様な原色と言われるカラーは色が褪せやすく、長期的に色を維持したい物件には向きません。
その為、外壁はクリーム系統の色が多いのですが、最近は色を作る顔料と呼ばれる材料に特殊加工をしたり、高耐候な顔料を使う事で色が昔よりは褪せにくい塗料が作れる様になってきました。
それでも原色系統の色は淡い白~クリーム系統の色と比べると、年月の経過で変色はわかりやすいです。
外壁の人気色BEST3を教えてください。
少し昔なら、外壁は吹き付けやトタン張りや、木造などが主でしたので、単色の塗り替えが多くありました。最近は、サイディングで多彩模様が増えて来たために、部分的に色を分けて塗る塗装が増えて来ています。
2色使いで、しかも色のバランスも考えて選ばないといけないので、少し難しいのですが、こればかりはセンスになるので色々な外壁のカラーリングを見るなどして気に入った色を探すのも良いかもしれません。その中でも人気のBEST3をご紹介いたします。
第3位:ホワイト系
今までは白は汚れやすい事でなかなか使われる方は少なかったのですが、最近の低汚染性能を持った塗装の登場で、このタイミングで使われる事が多くなって来ました。
第2位:ピンク系
優しいパステルカラー系の色使いは、住まれる方に暖かく優しいイメージを持ちやすいですね。また、女性が色を選ぶ場合はこう言った花の様な淡いカラーの色使いが良く好まれています。
第1位:クリーム系
やはり王道のカラーで、見た目も優しく自然な色の感じが出ていますので、万人に共通する色となっています。迷ったら使っておけば間違いは無いかと思います。
番外編
番外編として、2色塗りの外壁としては淡いパステルカラーの組み合わせが流行りの様で、ホワイトと淡いブルー又はピンクそれかバイオレット辺りの組み合わせが人気があります。
汚れが目立たない色は何色?
外部で一番良く着く汚れといえば、土埃や、チリやホコリなどの汚れになります。雨の通り道に汚れが溜まる事で、目立ってしまうのです。
最近は汚れが雨と一緒に流れ落ちる塗装も多いですが、それでも雨が当たり辛い場所は汚れてきます。その為、クリーム系統の色は汚れがついても分かり辛い事も有り、良く選ばれる色でも有るのです。
色選びで失敗しない為にできること
色を選ぶ時は好きな色だから、と言った基準ではなく、どの様な仕上がりに仕上がるかイメージできるかが大切です。小さな面積と大きな面積では、同じ色でも感じ方が違います。
蛍光灯と太陽光でも見た目が変わりますので、色見本を見る時は晴れた日に外で見る事が必要です。
小さい色見本でもどのような雰囲気になるかはわかりますが、模様によっても感じ方が変わるので、似たパターンに塗装した見本があればわかりやすいですし、塗装店に言って見本を作って貰えるかも確認したほうが良いです。