外壁塗装の適正価格と言うのは、地域や面積、会社の規模などによって上下します。同じ県内であっても都会と否かでは価格は違いますし、ネットで出ている価格で頼めると思っていてもできない場合もあります。
適正価格でしっかりとした塗装をしてもらう為には
複数の塗装業者に見積りを依頼して比較するしかありません。
その塗装業者が優良かどうかは、国家試験の一級塗装技能士の免許を持っているか、その塗装職人がどの様な塗装をしているか、評判や実績、そう言ったものから判断する必要があります。
自分で調べて評判が良いと思われる業者さんに1社1社依頼するのも可能ですが、時間がかかるだけでなく、本当に優良な業者さんなのか判断するのは素人には難しいです。
しかし、厳正な審査を通過した優良塗装業者のみを取り扱っている一括見積りサイト『外壁塗装の駆け込み寺』を利用すれば、1回の入力だけで簡単に優良塗装業者2~3社で比較することができます。
しかも取扱い業者さんは、利用者からクレームが複数入ると提携解除される仕組みになっているので安心して利用できます。
徹底して自衛するなら!
「日差しに強い」「湿気に強い」「ツヤあり・なし」など、ある程度自分がやりたい仕様を決めたら、それに対しての見積り、同商品での相見積もり、工程表を頂いて無理がある工程になっていないか、保証をどこまでやってくれるか。チェックしましょう。
ここまでやれば、塗装業者の方もこのお客様は要注意と思われるのでヘタな仕事はしたらダメだなと思うでしょう。印象は悪くなるかもしれませんが、自衛するのならこの位は必要な手段です。
何も言わなくても、前もって工程表を出して説明してくれる業者も居ますので、そう言った良い塗装業者にお願いしましょう。
なぜネットの相場はあてにならないのか?
そもそも外壁は、どの家も同じ形状ではない事、作業する人が同じ人ではありません。熟練した塗装職人であれば1日あたりの塗装面積は多く塗装できますが、新人の塗装職人でも同じ様に塗る事はできません。
平米あたりの価格には、基本的に人件費、塗料代、会社の利益、消耗品代、これらが入ってきますが、1番多く費用が掛かるのが人件費になります。その人件費の幅も大きく、新人の様な塗装職人だと1万円程度、熟練してくると2.5万円程掛かるようになります。
1日きっちりと掛かる仕事か、半日で終わる仕事か、1人でできる仕事なのか、これらによりどうしても変わってくるので、決まった価格と言うのは場所それぞれなので、ネット上の相場は目安にしかなりません。
とにかく安い塗装屋は注意
個人で業者を比較する場合は、3社に見積もりをお願いして、中間の塗装屋に依頼すると良いと言われています。
- 【一番安い業者】・・・人件費を削るので手抜きされやすい
- 【中間の業者】・・・通常通りの仕事(適正価格と言える)
- 【一番高い業者】・・・下請けに依頼している等、中間マージンが必要
基本的に下請け業者は、一棟あたりの貰える金額はそれほど変わらないので、早く仕事を終わらせばそれだけ利益が出るのです。
建築用の塗料はほとんどが1日1工程で進められるような材料なのですが、時間と、金額の都合で工程を早めたりする塗装業者もいるので注意が必要です。
塗装単価のカラクリとは
シリコン樹脂塗料とシリコン系塗料では何が違うのでしょうか、解る人はほとんど居ません。
良くあるのが、ネットや見積もりにシリコン塗料30坪〇〇円とか出ていますが、同じシリコン塗料でも種類によっては1缶あたり1万円以上違います。1缶で約70平米塗れるとして、平米あたりの塗料代で約150円しか違いはありません。
こちらの業者の方が平米150円安いからと選んでしまうと、もしかしたらただ安い方の塗料を使っていただけかも知れません。
塗装の持ちはどうかと言えば、例外もありますが塗料は安かろう悪かろうの世界なので、値段の高い良い塗料で塗ってもらった方が長持ちします。
塗料だけでなく、カラクリは施工のあらゆる場面に含まれているのです。なぜならば、塗ってしまえは見えなくなるからです。
鉄部のケレンの仕方や、旧塗膜の処理の仕方、全て同じ処理でできるとは限らないので熟練した塗装職人ならば金額はかかりますが、適切な処理をしてくれるはずです。
最近では新しいガルバリウム鋼板、低汚染処理がなされたサイディングなど、今までの処理とは変わって来ています。
塗装単価が安いからと言ってお願いすると、経験の浅い塗装職人が担当になり、後悔することになるかもしれませんので安さだけを追求しないようにしましょう。
業者によっても得意分野が違いますので、あなたのお家の外壁材への塗装が得意な業者さんに依頼しましょう。