仕事を依頼してからこの業者は悪い塗装業者だ、良い塗装業者だと判断はできますが、依頼する前に判断できなければどうしようもありません。なので、塗装に入る前の段階で判断する事が必要になります。
①見積書がしっかりと作られているか
素人が見積書を見たとしても、どの様な書き方が良くて、どれが悪いか等は判断がつきにくいです。
その様な場合は、(1)しっかりと実測で計算されているか。(2)使用塗料が曖昧な表記になっていないか、(3)足場や高圧洗浄、付帯部塗装がしっかりと付いているか、余計な費用が含まれていないかをチェックしましょう。
②塗装工程に無理が無い
足場の設置から仕上がりまでは、人数、使用材料、家の大きさで大幅にかわります。
高圧洗浄した午後から下塗り塗装に入っていたり、中塗りと上塗りの間隔が塗料の乾燥時間より少なかったりと、こういった場合は、間の工程を抜かれている可能性が出てきます。
二回塗りが必要な所を一回で仕上げていたり、洗浄がしっかりとされていないなどです。
③服装や挨拶がしっかりしているか
契約の時点で判断するには相手の格好も大事です。
専属の営業マンがいる所は、しっかりとしたスーツ姿で決めた方が伺うと思いますが、職人が営業も兼ねてやっている所も多くあります。
格好に気を使う職人さんは少ないですが、できるだけ綺麗な格好をしてきているならば、それはそれで好感が持てると思います。
④しっかりと分かり易く説明してくれるか
見積書の内容をはぐらかして説明する様な塗装業者ははっきり言ってやめた方が良いです。
自分の仕事に責任を持って、恥ずかしく無い仕事ならば胸を張って説明してくれるはずです。
使用材料や使用量、工程、金額の内訳など、わからない事はどんどん質問しても大丈夫です。
⑤アフターフォローがしっかりしてくれるのか
塗装が終わり、お金を支払ったら付き合いが終わってしまう様な塗装業者では何かクレームがあった時に対処してもらえません。
塗装の後も定期的にチェックしてくれるなど、アフターフォローが万全な塗装業者もありますので、そういった所を選ぶ方が安心です。
県外で、近くの戸建塗装をしているからついでにやりますよ、などと声を掛けてくる塗装業者はほとんどそういったフォローはありません。
もちろんクレームが出た時には電話が通じない何て事もあるのです。
⑥塗装技能士の資格を持っているか
国家資格である一級塗装技能士の資格が有れば、ある程度のレベル以上の腕がある事が実証されます。
塗装業は簡単に見えるのか、若い職人も多いですし、入ったばかりのアルバイトがローラーを転がす現場もあります。
塗装技能士がしっかりと在中している様な塗装店ならば安心して頼めるかもしれません。
⑦自分の希望をわかってくれるか
この外壁はこのパターンでこの色で、こういった性能の塗料で等、折角の塗替えなので、希望は言った方が良いです。
そしてそれをわかってくれて実現してくれる様な塗装業者が見つかるかと思います。
私はこのプランしか受けませんなどと言う業者は材料を在庫から使ったり、経験が少なく良くわからない事も少なくありません。