玄関ドアのよくある劣化症状
風除湿などがある積雪地域では痛みも少ないですが、外に直接面している場合の玄関ドアは、日光や潮風、日頃の使用の汚れなどで結構汚れたり、塗装うに傷がついたりします。
取っ手などのメッキや塗装してあるものは塗装が剥がれたり、白さびも発生してきます。
木製の玄関ドアは雨が直接掛かる様な場所には向いていませんが、実際は使われているので、塗装も早く劣化しやすく、色変わりや剥がれてきているものが多いです。
玄関ドアを放置するとどうなる?
玄関のドアも高気密な商品が増え、金属製の物が多くなりましたが、まだ横開きの玄関ドアや木製のドアも多くあります。
金属製のドアは表面に錆が出てくると次第に腐食し長く放置すると穴があいてしまいます。
海沿いなどでは塩分が付いたまま雨で流れればいいのですが、奥まったところにあるので雨が当たらずどうしても錆びやすくなります。
木製のドアは雨が当たる部分にあると、クリヤー塗装が剥げたり、下側から水を吸って痛んできます。
玄関ドアにはどんな塗料を使う?
通常の外壁用の塗装を使っている塗装屋さんも居ますが、おすすめは自動車などで使われている2液型のウレタン樹脂塗料の高耐候タイプです。
アルミ製やスチール製、ステンレス製などの金属製のドアは自動車の塗装に使われている塗料と同じものをスプレー吹きして塗装するのですが、耐候性が高いことと、仕上がりが綺麗なことから使われている方も居ます。
もちろんシリコンやフッ素の2液型の塗料をスプレーして塗装しても良いと思います。
木製の場合はオイルステイン着色のウレタンクリアーを塗られる所が多いのではないでしょうか。
玄関ドアのペンキ塗りDIYは可能?
玄関ドアのペンキ塗りDIYはおすすめしません。
ドアの塗装が、気密防止のゴム板などにくっつく場所は、ゴムから塗装に可塑剤が移行するのでドア自体がくっついたようになりますし、その場所の塗装ははがれる事が多いです。
塩ビシート鋼板のドアは塗料選定を間違うと、いつまで経ってもべたついた玄関ドアになり可塑剤のせいで色も変色したり、汚れやすかったりと専門家に任せたほうが無難だからです。
ローラーや刷毛塗りではスプレー吹きほど綺麗な面にはならないので、建物の顔に当たるドアは綺麗な塗装にしたいのなら、スプレー吹きにしましょう。
玄関ドアのペンキ塗りと外壁塗装の違い
建物がローラーや刷毛塗りだったとしても、玄関ドアはスプレー塗装が多いことや、玄関ドアの素材によっては可塑剤(かそざい)の影響が出てしまう事もあります。
玄関ドア単体でも塗装に5万以上はかかってくるので、面積あたりの単価で見るととても高額な塗装になりますが、殆どが塗装作業員の日当の様な物です。
外壁の塗装と同時に頼むのならばその分安くできる可能性があります。